浜口です。さて、まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2024年11月18日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が11月15日時点、右は11月22日時点のデータです。
株価としては、三菱商事以外はすべて上昇、特に3メガバンクの上昇度合いが高いことがわかります。その中でも、8411みずほFGが突出して株価上昇していることがわかります。理由は、16年ぶりに自社株買いを再開したことがあります。
以下は8316三井住友FGの日足。足元の株価は上昇に転じていることがわかります。この銘柄の業績は以下の通り好調であり、楽観しています。
みずほフィナンシャルグループ(8411)
以下は三井住友FG(8316)の日足。足元の株価は上昇に転じていることがわかります。この銘柄の業績は以下の通り好調であり、楽観しています。
8316三井住友FG純利益進捗率は35%と好調、余震費用も低ポジティブというが
メガバンクの中でも、現在、最も安心して長期保有できる銘柄、と私は考えます。
テクノロジー株を中心とした下落相場がひと段落したら、まず株価が上昇に転じるのは同銘柄のようなメガバンク三行が中心と考えます。
8316三井住友FG、中間決算時の株主還元強化に期待/投資魅力が大きいというが
このレポートには私も同感で、三井住友FGの投資力魅力は大きいと思いますね。
主観ですが、中長期的には20,000円があってもおかしくないという考えに変化はありません。同銘柄は株価が3分割されたため、7,000円近くがあってもおかしくないという考えに変化はありません。
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
一方でテック株の人気銘柄、レーザーテック(6920)。株価は趨勢的に下落しています。ここまで株価が下落してもなお、予想PERは22.22倍。三井住友FGと対照的ですが、これが現実です。投資対象を銀行・損保・商社株の累進配当銘柄に絞り込んで、ほんとうによかったと思いますね。この銘柄は半導体関連ですが、そもそも半導体関連銘柄は、相場が終わっていると認識します。
レーザーテック(6920)
日本株の相場観については、長期的には今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。「浜口の相場観は、いつも同じだよな」と受け止められている向きも多いことでしょう。しかしながらこのことは、現在の日本株市場は私が想定した通りに推移している証左と受け止めていただきたいと思います。
半導体株相場は終わったのか?
さて、ここからは今回のテーマ、「半導体株相場は終わったのか?」について。
11月23日付の日本経済新聞によると「半導体株相場が復活する姿は消えていない」と報じられましたが、私はそうは考えません。終わったのです。それは私がここに書いているレーザーテック(6920)のコメントで分かりますし、なにより先に決算発表した米エヌビディアが好業績だったのに株価は下落、つまり業績好調は織り込み済みだったわけです。
さらにいえば、記事の中にあるコメント「半導体の成長が続くことを考えると、持っておくべき銘柄だ」は疑問です。
日本株投資というのはそもそも、相場観で儲けるというより、制度で順当に儲けるものです。それは東証が金融庁と連携し行っているPBR1倍割れ撲滅運動や、累進配当を行っている銘柄に長期投資を行うことです。
以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。
浜口です。さて、まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2024年11月5日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が11月2日時点、右は11月15日時点のデータです。
株価としては、三菱商事以外はすべて上昇、特に3メガバンクの上昇度合いが高いことがわかります。
以下は8316三井住友FGの日足。足元の株価は上昇に転じていることがわかります。この銘柄の業績は以下の通り好調であり、楽観しています。
8316三井住友FG純利益進捗率は35%と好調、余震費用も低ポジティブというが
メガバンクの中でも、現在、最も安心して長期保有できる銘柄、と私は考えます。
テクノロジー株を中心とした下落相場がひと段落したら、まず株価が上昇に転じるのは同銘柄のようなメガバンク三行が中心と考えます。
8316三井住友FG、中間決算時の株主還元強化に期待/投資魅力が大きいというが
このレポートには私も同感で、三井住友FGの投資力魅力は大きいと思いますね。
主観ですが、中長期的には20,000円があってもおかしくないという考えに変化はありません。同銘柄は株価が3分割されたため、7,000円近くがあってもおかしくないという考えに変化はありません。
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
一方でテック株の人気銘柄、レーザーテック(6920)。株価は趨勢的に下落しています。ここまで株価が下落してもなお、予想PERは22.22倍。三井住友FGと対照的ですが、これが現実です。投資対象を銀行・損保・商社株の累進配当銘柄に絞り込んで、ほんとうによかったと思いますね。この銘柄は半導体関連ですが、そもそも半導体関連銘柄は、相場が終わっていると認識します。
レーザーテック(6920)
デイトレは行いませんでした。ただし、銀行株の地合いが好転してきたため、株価の動きを見ながら、来週から銀行株を用いてデイトレを再開することを検討しています。
日本株の相場観については、長期的には今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。「浜口の相場観は、いつも同じだよな」と受け止められている向きも多いことでしょう。しかしながらこのことは、現在の日本株市場が私が想定した通りに推移している証左と受け止めていただきたいと思います。
3メガバンクが今中間期の業績を発表
さて、ここからは今回のテーマ、「3メガバンクが今中間期の業績を発表」について。
まずはアナリストレポートの一部を見ていただきましょう。MUFG(8306)、三井住友FG(8316)はゴールドマンサックス証券の銀行株アナリストである黒田さん、みずほFG(8411)は JPモルガン証券の矢野さんが書かれたものです。
各行とも決算内容は良好ですが、この中でもみずほFG(8411)は初めて自己株取得をアナウンスしたことから、株価は他の2行比較で大きく上昇しています。当銘柄はPBRが0.89と銘柄比較で最も低いこともあり、3行では最もお薦めできるものと考えています。
以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。
浜口です。さて、まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2024年10月24日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が10月18日時点、右は11月2日時点のデータです。
株価としては、総じて上昇していえば銀行はやや上昇、三菱商事・三井物産はやや下落していることがわかります。
以下は三井住友FG(8316)の日足。足元の株価は上昇に転じていることがわかります。この銘柄の業績は以下の通り好調であり、楽観しています。
8316三井住友FG純利益進捗率は35%と好調、余震費用も低ポジティブというが
メガバンクの中でも、現在、最も安心して長期保有できる銘柄、と私は考えます。
テクノロジー株を中心とした下落相場がひと段落したら、まず株価が上昇に転じるのは同銘柄のようなメガバンク三行が中心と考えます。
8316三井住友FG、中間決算時の株主還元強化に期待/投資魅力が大きいというが
このレポートには私も同感で、三井住友FGの投資力魅力は大きいと思いますね。
主観ですが、中長期的には20,000円があってもおかしくないという考えに変化はありません。同銘柄は株価が3分割されたため、7,000円近くがあってもおかしくないという考えに変化はありません。
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
一方でテック株の人気銘柄、レーザーテック(6920)。株価は趨勢的に下落しています。ここまで株価が下落してもなお、予想PERは23.91倍。三井住友FGと対照的ですが、これが現実です。投資対象を銀行・損保・商社株の累進配当銘柄に絞り込んで、ほんとうによかったと思いますね。この銘柄は半導体関連ですが、そもそも半導体関連銘柄は、相場が終わっていると認識します。アドバンテストは新高値になっていますが、上値は限定的、早めに逃げ出すべきと考えます。
レーザーテック(6920)
またレーザーテックについては、11月2日の日本経済新聞総合一面にこのような記事があったこともお伝えしておきます。
11月2日付 日本経済新聞
デイトレは行いませんでした。ここもと短期的にボラティリティが高い相場では、「火中に栗を拾う」ことはしたくないと考えたからです。ただし、銀行株の地合いが好転してきたため、株価の動きを見ながら、来週から銀行株を用いてデイトレを再開することを検討しています。
日本株の相場観については、長期的には今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。「浜口の相場観は、いつも同じだよな」と受け止められている向きも多いことでしょう。しかしながらこのことは、現在の日本株市場が私が想定した通りに推移している証左と受け止めていただきたいと思います。
与党が自公で過半数割れの状況での日本株は?
さて、ここからは今回のテーマ「与党が自公で過半数割れの状況での日本株は?」について。
与党が自公で過半数割れとなった状況は、大変なサプライズだったと思います。しかしながら選挙前の日本株市場は、それを懸念してか、先行して下落を続けました。選挙結果が出た後は「悪材料出尽くし」との見方から一段高になりましたけれども、それも続かず、先週金曜日の日経平均は1027円安、38,053円となっています。
今後の日本株の相場については、大和証券のテクニカルチーフテクニカルアナリストである木野内さんの見方と私の考えは近いと思います。
内容については、10月28日のレポートの中にピンクのマーカーを引っ張っておきましたので、それを確認していただきたいと思います。
特に1番下の所、「一旦アク抜けがあっても、来夏まで政局不安が継続しよう」と意見、ここが重要と考えます。つまり過半数が取れていない石破政権は、今後野党との連立も含め、いつどのような材料が出てくるかが、現状では不明だからです。日本株全体に対しては、今後の材料次第ではボラティリティーが高く、方向感のない展開なんだろうなと考えます。ここからは「木を見て森を見ず」と言われる展開、つまり個別銘柄の業績次第なんだろうなと考えます。
ただし、自公で過半数を取れなかった点については、実はそれほど心配する必要もないとも考えています。かなり前の話になりますが、1959年に日米安保に揺れた岸信介内閣までは政治が日本株を左右する時代、一方で1960年、所得倍増計画を実現させた池田勇人内閣以降は、経済が日本株を動かす時代になったといわれていますし、私もそう考えています。
民主党が第一党となり自民党が野党になった時期がありましたが、この時の動きは正直言って、あまり参考にならないと思います。この時期はリーマンショックの直後、しかも円高を迎えていたことに加えて、自民党の野党転落。それぞれの材料が株式市場にどのようなインパクトを与えたかがいかにも不透明だからです。
来年夏、つまり参議院選挙がある位までは、日本株は個別銘柄中心の相場展開になると考えます。ただし今後日本の10年国債の金利が上昇していく中、累進配当を標榜しているメガバンク3行、山陰合同銀行、宮崎銀行等は堅調な株価推移が続く。つまり現在の銀行・商社・損保中心の市場には、実はあまり変化がないのだろうなと考えています。
以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。