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株式投資・トレードでは、「損益」という数字が実に生々しい……。 思いきり感情を揺さぶってくれます。 儲けるためにやっているのですが、利益が出れば気分はウハウハ。 逆に損をすると、どよ〜んとした気持ちになります。 「ちくしょう!」に加えて、「なぜ」「どうして」と混乱します。 でも、感情レベルだけでなく、「なぜ」「どうして」を理屈で考えるべきです。 相場なので、見込み違いは仕方がありません。 逆に、予測が当たって儲かるのも当然。 どちらにころんでも「そういう結果だった」と淡々と受け止め、利食いでも損切りでも、適切なタイミングで手仕舞いを行う──生身の人間なので100%はできませんが、こんな“マシン”のような境地にどれだけ近づくかが重要です。 「なぜ勝ったか」「なぜ負けたか」を言葉にすれば、落ち着いて状況を把握する姿勢に近づきやすいはずです。 トレードシステムなり、オシレータなりの「ツール」を使うときも同じです。 ただ「勝った」「負けた」だけだと、そのツールの評価をしなくなります。「バンバン儲からないとイヤだ!」なんてムチャな感覚に陥るだけです。 それぞれのツールに特徴があります。 長所があれば、表裏一体の欠点もあります。 それらを理解して、自分なりの正しい評価をするためにも、勝った理由、負けた理由を明確にすることが大切です。 ちなみに、ブラックボックス部分があって、勝ち負けの理由を考えられないものは、使うことに疑問をもってください。少なくとも、「ツールを使いこなしてテクニックを向上させる」ことは望めません。
「株式市場に参加している一般投資家は、常に8割が初心者」 こんな仮説があります。 個人投資家は、プロのように制約を受けません。 銘柄も、売買方法も、なにもかも自由です。 そして、自由すぎて焦点が定まらず、なんだかグズグズになる……トレードで勝てない要因のひとつと考えられています。 自由ゆえに、大きく勝つこともあります。 でも、「もっともっと」とムリをして利益をはき出します。 損をしたときは、「取り返すぞ!」と力を入れてムリします。 そして、もっと負けてしまうケースが多いのです。 利益を上げるために参加している以上、単純に「抑える」なんてイメージに有効性はありません。もっと具体的に、「どこに力を入れるか」を考える必要があります。 自由なので、ポジションなしで寝ていてもOKです。 そして、「よし、ここだ!」と強く感じたときだけ出動する、というのはどうでしょうか? 結果的に、“ぼちぼち”程度の評価しか出来ない状況は見送ることになります。積極的なイメージが、抑えることを実現するのです。 少なくとも、「休んでいることが許される」のは、個人投資家の特権、利用すべき最大の武器なのです。 株式市場で「生き残る」という言葉を使うと、多くの人は大げさだと感じます。でも、業界内にいる人間は例外なく、「重みのある言葉だ」と受け止めます。 「8割初心者論」も、言い得て妙だとうなずくのです。 矢口新著『実践 生き残りのディーリング』
少し長めのトレンドを「月足」で確認したあと、直近の短期的な値動きを「日足」でチェック──こういう作業をする人もいますが、私は警告を発したいと思います。 地図だったら、この使い方が可能です。 広い範囲の地図で高速道路と国道を確認、行き先の町は細かい地図で道を見つける、という方法です。 ところが、チャートの「月足」と「日足」は、縮尺の異なる地図2種類とは全くちがいます。 それぞれ「月」「日」で区切って値動きを表現することで、“異なる形”が出現するのです。 すると、チャート分析の観点のうち「形で見る」(集合形で見る)部分で、2つの異なる答えが出てしまうのです。 この点を承知していれば、うまい使い方もあるでしょうが、安易に2つを併用すると混乱するだけの結果が懸念されます。 「長めの期間に目を向ける」姿勢は、とても重要です。 つい近視眼的になることがイヤなので、意識的に長めの期間を観察することが、落ち着いた分析につながります。でもそれは、種類の違うチャートを使うことではないのです。 例えば下に示したチャートのように、ザックリとしたトレンドを意識する(赤い線)のが実践的な見方です。 ※チャートは、パンローリング「チャートギャラリー」から
株式投資、トレードは、期間や手法に関係なく、必ず「売り」と「買い」が50%ずつ──2つがそろってバランスが取れます。 でも、消費活動と混同する感覚もあって、「買って持つ」イメージが強くなりがちです。だから、社会人、オトナは自然と、バランスのよくない売買をしていると考えることができます。 この傾いた感覚を、株式投資において合理的なものに修正することで、成功の可能性が格段に上がります。 ひと言でまとめると「売りを意識する」ということですが、ハラに落とすには、もう少し説明の言葉が必要でしょう。 最新の動画で解説しました。 売買を進化させる「売り」のテクニック(林投資研究所YouTubeチャンネル) 実践者としての感覚を整えるうえで、じっくり本を読みたいなら、私の実父、林輝太郎の著作をおすすめします。 林輝太郎著『売りのテクニック』
林知之氏の著書
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